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「怖い話を再検証するコーナー第一回 (ついてくるおばちゃん)」

怖い話を再検証するコーナー

2歳からオカルトソムリエとして第一線で活躍して今年で30年目でございます。ハイ。たくさんの怪談話に囲まれて成長してまいりましたが、ここらでもう一度検証してみてはと思ったわけです。

怖い話を思い出しながら書いて、それについてまた書く。大変面倒な話ですがね。やりますかいな。
 

第一回 ついてくるおばちゃん

昔の職場のS主任の話。
二人とも否定してますが、第三者が聞いたらバリバリ霊感ありますやんって二人がS主任の両親。今日はお母さんの方の話。
ある日お母さんからS主任に電話がありました。「街で買い物したいんだけど…」とのこと。「んじゃあこの日休みだから出てきなよ」ってことで、お母さんは田舎から新幹線に乗って街までやってきました。
買い物の最中キョロキョロするお母さん。「どうしたの?」と尋ねると「あの人いるでしょ~」と一人のおばちゃんを指差しました。「あの人近所にもいたし、新幹線乗るときもホームにいたし、今もすれ違った」とのこと。そのおばちゃんはトイレに入っていきました。
どうせ勘違いだろうってことで、S主任はお母さんの買い物を待つのも暇なので、トイレから出てくるおばちゃんの顔を見てやろうとベンチに座りました。
全然出てこない。お母さん戻ってきたので話すと「今あそこ歩いてたよ~」とのこと。
そんなこんなで買い物も終わり、お母さんは田舎へ帰っていきました。
 
夜にお母さんから電話がありました。
「今日ありがとねー。でさぁ…」と話を聞くと
S主任と別れて新幹線に乗ったそうなんですが、窓際の席で出発までぼんやりホームを眺めていたそうです。そしたらホームにあのおばちゃん。窓を隔ててすぐ側に立っています。異様なのは顔。満面の笑顔です。出発のアナウンスが流れるとおばちゃんはお辞儀をしました。お辞儀が直ると顔が無表情に戻っていて、動き出した新幹線に合わせてずっとお母さんを指差してきたそうです。
S主任「怖!なんで指差されてんの?」
お母さん「わからない。さすがに怖かった」
S主任「そのあと見た?」
お母さん「見てない。でも今この電話聞かれてると思う」
S主任「え……」
 

検証

まずお母さんが勘違いしている可能性。
S主任がおばちゃんがトイレに入るとこ見て、いくら待っても出てこない状況は、幽霊と考えたほうが自然ですね。それで「あっちにいたよ」発言。ジャンパーか幽霊か窓から出たか。窓があったかは不明ですが。
 
お母さん嘘言ってる可能性。
お母さん60越えてるのでお母さんというよりお婆ちゃんです。そんなお歳の方が何の理由で息子に嘘をつくか。たぶんないでしょう。
 
偶然七つ子の一卵性おばちゃんが点在していた可能性。
これもないでしょう。おそらくない。
 
 
ポイントはトイレに入るおばちゃんをS主任も見ていること。これがないとお母さんだけが体験した話で終わりだったんですが、S主任も見たことで信憑性が増しました。恐らく本当の話でしょう。
 
最後のホームで指差される件は今でも怖い。たぶん聞いた話でトップ3に入る話です。


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