「暗闇の中で部屋の電気をつけようと壁のスイッチを探している2~3秒の間の怖い話」
本日は前の職場の協さんの話。
協さんは新人の自分の教育係でした。
最初の1年は常に協さんの後ろをついて回り、たくさんのことを学ばせてもらいました。
綺麗なお客さんや露出が激しいお客さんが来店すると、すぐに内線で他の社員と情報を共有し、そのお客さんに近づいて
「ぺぇぇ~。ぺぇぇ~。」
と、興奮して「いらっしゃいませ」が言えなくなっていました。
興奮が最高潮に達すると、お客さんを商品棚から覗き、
「お嬢さん、わたくしにオパンティをくれませんかね」
と、ダンディな変態が登場し、もっと興奮すると
「お嬢さん、わたくしにオパンティくだちゃい」
と、ダンディな変態な赤ちゃんに変身するのでした。
また、バイトの可愛いMちゃんや、他のテナントの可愛いSさんがトイレに入ると、ペンギン歩きで荷物にガンガンぶつかりながらトイレに近づき、ドアノブの鍵穴を自分のナニで開けようとしていました。
そのたびに私は爆笑し、他の社員からお前らウルセーと注意されていました。
その中でも一番爆笑したのはジョジョネタです。
駐車場の看板を地面に固定しようと夜遅くに社員4~5人で作業していたんですが、ドリルで地面に穴をあける際に小石が飛んできたんです。
協さんはとっさに仰向けで寝っころがり、足の裏をドリルの方向へ向けました。
タルカスが剣で岩を叩いて飛ばし、それをツェペリさんがダメージを最小限に抑えるために足の裏で攻撃を受けたポーズをやったのです。
夜中に響き渡る私の笑い声。
「ウルセーぞ!」と怒るTさん。
満足そうな協さん。
協さんも怒られたので、
「うえ~ん!!あんまりだよ~!!・・・・・オレはカーズやワムゥと比べると~」
とエシディシが号泣から冷静になるシーンを再現してまた爆笑。
そんな協さんは色黒くてヤリチンな愛すべき兄貴分でした。
そんな協さんの怖い話。(前置きが長い)
協さんが仕事から帰って、飯食って、寝ようと思って2階の自分の部屋に向いました。
階段登って、階段の電気消して、自分の部屋の扉を開けて、部屋の電気をつけようと壁のスイッチを暗闇で探している2~3秒の間にソレは起こりました。
暗闇の中で自分の前、顎の下に黒い塊があるんです。
それは自分の顎くらいの身長なんで、子供くらいの大きさでした。
それが上をむいて、協さんを見てにぃ~っと笑ったんです。
うわうわうわうわ!!!
とスイッチを押して部屋が明るくなると、それは消えていました。
協さんが体験した怖い話でした。
みんなの怖い話はこちらだよーん