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「首狩り族が住む地域 ナガランド」

世界の立入禁止区域

ナガランドはインドの州の一つで、本土から北東に突き出た場所に位置し、北は中国とチベット、西にブータンバングラディッシュ、東はミャンマーに囲まれている。

この地域には16の主要部族からなるナガ族が住んでいる。

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人口は300万人。

インドとビルマの国境で、彼らは精霊信仰による独特の文化で暮らしてきた。

ナガ族は、つい100年ほど前の1900年代の初めまで「首狩り」を行っていた。

ナガ族の精霊信仰では、人間の頭蓋骨は、豊作や、部族や動物の繁栄をもたらす生命力と考えられていた。

彼らにとって首狩りは、見世物や、部族間の争いの報復行為ではない。

20世紀にキリスト教が布教され、首狩りの習慣は1940年代にはなくなった。

 

ナガランドは、インド政府からの外国人の立ち入りを厳しく禁じられてきた地域である。

 

話は19世紀まで遡る。

イギリスがインドとビルマを植民地としていた頃だ。

ナガランドはイギリスの支配に逆らった。

村を守るため、イギリスの砲弾に対し、竹槍や刀で100年間も抵抗し続けた。

イギリスはナガランドを完全に支配することができず、第2次世界大戦が終わって撤退するのだが、そのときにナガランドをビルマとインドに一方的に割譲した。

イギリスが引いた線が国境となったのである。

併合を拒んだナガ族は、インドがイギリスから独立した前夜にナガランドとして独立を宣言するのだが、国際的には認められなかった。

その後もナガ族は、インドの総選挙をボイコットしたり、住民投票で独立を示すなど、インドへの併合に反発した。

1951年、「文明的に遅れた人々を支援する」という大義名分のもと、インド政府は大量の軍と警察をナガランドへ送り込み、弾圧と攻撃が始まった。

弾圧は激しくなり、1954年にはインド軍が村を焼き払い、住民たちはジャングルに逃げた。

焼かれた村は700を超え、犠牲者は20~30万人ともいわれている。

1997年、ナガ族の全武装組織がインド政府との停戦に応じ、ようやくインド軍による軍事作戦が終わった。

 

首狩りの習慣は、一部の伝統を守り続けた部族により、1985年まで行われた。

 

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