「近くの山で落ち武者の霊を同級生の弟が見たら、山の反対側でも落ち武者の霊を友達が見た話」
私が住んでいる場所の近くには山がありましてね。
そうそう、怖い話を再検証するコーナーの↓の舞台となった山なんですが。
この山の途中で学区が分かれているんで、山のふもとから登校してくる友達もいたんですね。
んで、この山は心霊スポットを紹介するサイトなんかを見ると、自殺の名所なんて書かれ方をしています。
実際に亡くなった方も知っています。
しかし、そんなに怖がられている場所ではありません。
山といっても車で通り抜けられる程度ですし、途中にあるアスレチックや広場は、休日ともなれば家族連れでいっぱいです。
日曜の夕方は私も必ず通りますし。
んで、通るたんびに思い出す話。
野球部に我らの学年のヒーローがいましてね。
それはそれは素晴らしい青年です。
その彼をR君としましょう。
R君の兄弟は4人兄弟です。
R君は次男なんですが、上から英雄、ゴリラ、ゴリラ、ゴリラの順で兄弟が形成されています。
長男の英雄は不良なんですが、とてもカッコよくて優しくて憧れの存在でした。
三男のゴリラか四男のゴリラか忘れたんですが、どっちかのゴリラが朝に山道を走っていたときの話です。
ゴリラだから走っていたんではなく、野球部だったからだと聞いています。
家の前に自販機があるんですが、そこを曲がろうとしたら、そこに落ち武者が立っていたというのです。
これはゴリラの独り言と切り捨ててはいけません。
かつてこの山にはお城が建っていました。
だから落ち武者の霊が出てもおかしくないのです。
他にもこの山での落ち武者の目撃談はあります。
↑の怖い話を再検証するコーナーのK。いや、今日から呼び名を木霊としましょう。
木霊といえば小学校の頃、給食に出たウズラの卵をほっぺたに隠し、帰り道に食っていた男です。
ウズラはこの山の反対側にあるA神社で落ち武者を見ています。
この山にはたくさんの防空壕があるんですが、ウズラは先輩達と夜中に探検し、迷い迷ってA神社の境内に出たんです。
前を歩く先輩が「しゃがめー!!」と叫び
ウズラ達がしゃがむと風がビュー!!
前を歩く先輩が「はらえはらえー!!」と叫ぶと
ウズラの肩に手が。
やっと逃げ切ったと思ったら賽銭の脇のほうに落ち武者がいました。
中腰で、刀を立てて、それに掴まって・・・イメージとしては、ネクストバッターズサークル的な。
どうでしたか?
本日の怖い話は。
ごきげんよう。
みんなの怖い話はこちらだよーん