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「毒蛇だらけの無人島 スネーク・アイランド」

世界の立入禁止区域

ブラジルの沖合にある無人島、イーリャ・デ・ケマダ・グランデ島は、別名「スネーク・アイランド」と呼ばれている。

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長さ1,5メートル、幅500メートルの小さな島に、1万匹の蛇が生息している。

しかも普通の蛇ではない。南米の毒蛇ジャララカの一種で、金色に輝く体を持ち、世界でもっとも強い毒を持つ最強の毒蛇「ゴールデンランスヘッド」だ。

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咬まれると目や耳から出血し、最悪の場合は死に至る。

ブラジルでは毎年3万人近くがジャララカに咬まれており、血清を打って全快したとしても後遺症が残る場合が多い。

この島のゴールデンランスヘッドの毒はジャララカの5倍。咬まれたら一溜まりもない。

 

1921年にブラジルの毒蛇研究所が島のゴールデンランスヘッドの調査を行っている。

調査によると、ジャララカが成長すると1,5メートルほどで、地上で生活するのに対し、ゴールデンランスヘッドは成長しても50センチほどで、木の上で生活する。飛んでくる小鳥を主食とするのだ。

また、驚くことイーリャ・デ・ケマダ・グランデ島のゴールデンランスヘッドは、ペニスを持つ雄、子宮を持つ雌に加えて、雄雌同体の個体がいる。隔離されたこの島で、特異な進化をとげていた。

 

ブラジル政府はこの島の立ち入りを禁止している。入れるのは研究者のみだ。

しかし近年、この島を訪れる者が絶えない。密猟者である。

18世紀頃から毒蛇には薬理作用があると知られていたが、近年になって研究が進み、毒蛇の毒液から血圧降下や血栓溶解などの作用を持つ成分が抽出できるようになった。

蛇の毒液が市場で売買されるようになり、ゴールデンランヘッドは密猟者に狙われる存在になったのである。

ブラジル政府も密猟者を厳しく取り締まってはいるのだが、一獲千金を求めて島に上陸する密猟者は後を絶たない。

小さい島に1万匹の最強毒蛇がうごめくイーリャ・デ・ケマダ・グランデ島は、世界最高の危険地帯である。

 

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