怖い話を再検証するコーナー第13回(追いかけてくる女)」

 

 

 

今回は地元のkの話。高校時代に聞いた話を再検証しましょう。

追いかけてくる女

Kは結構やんちゃしていた時期もあり、悪い先輩とも仲が良かったようです。バイト終わりのこと。先輩4人とKで一台の車に乗り込み、夜中の海へと遊びに出かけました。

バイト続きだったKは、疲れて車で寝ていました。波打ち際ではしゃぐ先輩たちの影を見て、アレ?っと思ったんです。1人足りなくね?と。車から降りて、先輩たちの方へ行き、顔を確認したら、A先輩がいない。小便でもしているんだろうと軽く考えていたんですが、なかなか帰ってこないので、みんなで探すことになりました。

A先輩が見つかったのは遠く離れた波打ち際。顔半分を腫らして倒れていました。駆け寄って起こしてあげたんですが、意識は戻らない。ただ、モゴモゴなにかを話してるんです。なんなんだこれ~と困惑していると、A先輩が立ち上がり、海に向かって駆け出しました。みんな追いかけます。んで、海にバシャーン!みんなで引き揚げて、「大丈夫か?」またA先輩は立ち上がって、海に向かってバシャーン。

とにかく顔半分腫れてるので、病院に連れて行くことにしました。Kは助手席。後ろでA先輩を他の先輩2人が挟む形です。走り出してA先輩がブツブツ言いだしました。Kが後ろを振り返ると車を女の霊が追いかけてきていました。

「うわ~・・・。でも先輩たち見えねーしなぁ・・・」と悩んでいると、A先輩のブツブツが大きくなりました。霊との距離が近づくにつれ、うわ言が大きくなっていきます。KはA先輩の膝に手をかけ、「大丈夫すか?!!先輩!!」と声をかけたところ、足元から女の霊の手が出てきて、Kの手を掴みました。

「うわぁ!!」と驚いても、見えているのはKのみ。先輩たちは「どしたん?」くらいです。手を振り払ったことで、女の霊は車から少しずつ距離が離れ、次第に見えなくなりました。

ようやく病院に着いて、さっそく視てもらいました。診断結果は、

顔の痣は子供か女性の小さな手で何回も殴られた跡ですね。

 

再検証

今回はあんまりにもぶっ飛んでいる話なので、あまり載せたくなかったんすよね。

 

そして書いたはいいけど、検証のしようがない。意外とぶっ飛んでいる話ってもう何をツッコんでいいのかわかんなくて。ただ、この話をしていたKは憑かれたような顔で話してましたよ。尖った感じの怖い顔。そして、Kにこの話を確認しても「んなこと言ってねぇ」って言いそうなんですよね。最近彼はそういう感じなんですよ。過去の心霊系の出来事をなかったことにしようとしているんではないかと・・・。

 

サーセン検証できなくて。こんなん無理ですやん。嘘かホントかわかんねーけど、嘘つく意味もないからね。友達だしぃ。

 

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