「巨大蛇型UMA インカニヤンバ」

 

南アフリカ、クワズール・ナタール州の原住民ズール一族には、ある伝説がある。夏季にインカニヤンバが天空から舞い降りて、嵐を起こすというものだ。1988年夏にイングワマとボンゴラ地区を暴風が襲った。このとき数千の家屋が吹き飛ばされる被害にあった。このとき一部の住民が雲の中を黒々とした巨大なヘビのような物体が飛び去っていくのを目撃した。

 

伝説では翼をはばたかせ、天を翔け抜ける巨大な蛇だと描写されている。古代の壁画には馬の頭と蛇の体を持つ怪獣と戦うズール族の戦士たちが描かれている。

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インカニヤンバは伝説上の存在ではなく、ホーウィック滝とその周辺の河川に出没するUMAである。巨大ウナギもしくは大蛇とおぼしき形態で、体色は茶褐色、推定体長は10~20メートル。水路が繋がっていれば、どこにでも出現する。約40年前、滝で遊んでいたズール族の子供の一人が水中に引きずり込まれ、行方不明になった。現地ではインカニヤンバの餌になったと言われている。

ホーウィック滝のすぐそばにあるキャンプ場の従業員のヨハネス・フロングウェインは、1974年と1981年の2度にわたってインカニヤンバを目撃した。頭は馬のようで、鬣らしきものもあったと証言している。

1995年9月、インカニヤンバを撮ったという写真が世に出た。

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インカニヤンバの正体は「巨大ウナギ説」が主流だ。だが、ウナギが巨大化したところで体長1・5メートル。インカニヤンバとはほど遠い。やはり巨大ウナギとは別な巨大な蛇型UMAなのではないだろうか。