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「オタマジャクシの雨??ファフロツキーズ現象」

怪奇事件

2009年6月4日、石川県七尾市に「オタマジャクシの雨」が降った。これが報道されると日本各地でオタマジャクシの雨が降り出したのである。

イタズラ説などが囁かれたが、この現象は実は由緒ある怪現象の一つで、世界的にみれば2千年の歴史を誇る。奇妙な雨の記録で最古のものは古代ローマ博物学者のプリニウスが「博物誌」のなかで紀元前に「ミルクと血の雨が降った」と記している。ギリシャの作家アテナイオスも2世紀に「カエルの雨が降り、道や家の中がカエルだらけになった」と「食卓の賢人たち」のなかで書き残している。

この奇妙な雨の歴史を本にして発表した男がいる。奇現象研究科のチャールズ・フォートだ。以後、奇現象一般は彼の名を取って「フォーティアン現象」と呼ばれるようになった。特に奇妙な雨の現象には「空から降るfall from the skies」を縮めて「ファフロツキーズ現象」と呼ばれている。

 

なんとも信憑性に欠ける「ファフロツキーズ現象」だが、化学論文誌への報告例もある。1949年10月、米国ルイジアナ州に魚の雨が降った話が一流科学雑誌「サイエンス」に投稿されている。生物学者がレストランで朝食をとっていたところ、ウェイトレスから「空から魚が降っていますよ」と告げられ、外に飛び出すと、大量の魚が降り注いでいた。魚は家の屋根や庭、道路に散乱し、自動車は魚を踏み潰して走っていた。道行く人も頭を打たないよう守っていたという。降ってきたのは5センチから20センチの淡水魚だった。

米自然史博物館の魚類学者も世界中から79例に及ぶ魚の雨を集めた論文を発表している。

 

「イタズラ」説、「竜巻」説、「鳥による落下」説、など様々な説が囁かれたが、どれも仮説どまりで証明されていない。

 

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