「洒落怖で有名な邪視とUMAのスワンプモンスターが似すぎているからまとめた」

子供から「河童って何?」と聞かれたときに、妖怪として説明すべきか、UMAとして説明すべきか迷ったことがある。ミイラが残っているのならUMAだし、不思議な術を使うのなら妖怪だろう。

人外の存在は、目撃した人の判断で幽霊にも妖怪にもUMAにもなる。

別々の人が同じモノを目撃し、一人は幽霊、一人は妖怪、一人はUMAと認識したら、その地域には3つの不思議なモノが現れたことになる。が、実際は一つかもしれない。

今回は怖い話で語られる化け物とUMAとして目撃された生物が似ていたのでまとめてみる。

 

 

 

洒落怖で有名な話として「邪視」という話がある。

http://syarecowa.moo.jp/186/53.html

こちらの話なのだが、簡単に掻い摘むと

語り主が叔父と別荘へ行く。夜に裏山を双眼鏡で覗くと木々の間に不気味なモノが動いているのを発見する。見た目の特徴は、全裸、毛髪のない頭、白い肌。叔父はこの存在を知っており、2人でなんとか撃退する。その後、叔父から邪視の存在を聞かされる。

 

 

続いて洒落怖からもう一つ。

『地下の井戸』1/2 - 怖い話まとめブログ

危ない仕事をしている語り主が首都高の地下の古井戸の中で化け物を見る。真っ白な体に髪のない頭。目がある部分に穴が空いているだけ。組織は邪魔な人間をこの化け物のエサにして葬っていた。

 

 

この二つの話に出てくるモノの特徴が次に説明するUMAに似ているのである。

こちらの画像はスワンプモンスター。

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アメリカのルイジアナ州のモルガン郊外の森で偶然撮影された写真。鹿狩りの男性が自動センサー式カメラを回収し、確認したところ撮影されていた。

 

 

映画でも容姿がそっくりな化け物が出てくる。

呪怨の清水監督の映画で「稀人」という作品がある。

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それに登場するのが「デロ」。「デロ」の正体は不明であり、妄想なのか幽霊なのかもわからない。作中では見てはいけないものを見てしまった男性が自分の目をナイフで突き刺して自殺する。デロの見た目はスワンプモンスターに似ており、見てはいけないものを見て自殺するのが邪視と似ている。

 

 

 

 

地下の井戸のような特殊な状況では、ソレが何なのかの判断は難しい。しかし、邪視がいた裏山やスワンプモンスターが撮られた森ならば、目撃した人次第でソレはUMAにも幽霊にも妖怪にも変わる。立ち位置が違うことで、実際の姿を変えずとも、語られ方も変わり、扱われ方も変わる。一つの姿で三つの顔を持つことになるかもしれないが、それを確かめる術はない。答えが出ないところに浪漫がある。だからオカルトは素晴らしい。

 

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