「女性の嘘で世間が大混乱のオカルト事件ランキング トップ3」

第3位 コティングリー妖精事件

 

1916年7月。フランシスとエルシーが撮った妖精の写真が話題となった。彼女たちは妖精が写っている写真を、1916年から1920年の間に5枚撮影した。写真に写った妖精は小さく、1920年代の髪形をし、ガウンを羽織り、背中には大きな羽があった。

写真を鑑定したところ、妖精の光の当たり具合が他の部分と異なっていることから、妖精の形をした紙の切り抜きが使われている可能性が浮上した。これは、人物などはシャッターが下りる瞬間にわずかに動くため輪郭がぼやけるが、妖精の輪郭が明瞭であることから、妖精はシャッターが下りる瞬間も静止していることになる。すなわち、作り物ではないか、妖精の絵の切り抜きではないか、と指摘された。

その後、少女たちは年老いてからの告白で、当時出回っていた絵本の切り抜きを帽子のピンで固定していたと語った。

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第2位 ヴァルジーニャ事件

 

1996年1月20日、午前8時頃。ヴァルジーニャに住む3人の少女がジャルジン・アンデーレ区の空き地の林で異様な生物を目撃した。体長1メートル、頭に3つのコブがあり、目は真っ赤、猫背姿で二本足で直立歩行していたという。インタビューによると動きは弱々しく、怪我をしていたという。網で捕獲し、その後、ブラジル軍などが次々と派遣された。生物は箱のようなものに入れられ軍警察病院に運ばれたが、まもなく死んでしまった。

という噂が流れたが、軍警察は否定。朝のラッシュアワーの時間帯に多くの人が目撃したとWEBでは伝えられたが、そのような目撃例はない。口コミによる噂が急激に広がったため、多くの報道陣が軍警察に押し寄せた。

平均視聴率60%以上を誇るブラジル最大の巨大テレビ局Rede Globoが報道したことで世界的に有名な都市伝説にまでなってしまった。

 

第1位 ハイズビル事件

 

ハイズビルという村に、マーガレットとキャサリーンという姉妹がいた。フォックス姉妹と呼ばれるこの2人は、霊と交流できると告白し、アメリカで一大交霊ブームを引き起こした。ラップ現象を利用し、死者との対話や交信を行ったのである。

ハイズビルに引っ越してきたフォックス一家は、夜になると家で起こる怪音に悩まされていた。その怪音に対し、姉妹が音の主と交信できることを両親に告げる。近所を巻き込んでの、夜通しの交信が始まった。アルファベットを早口で口ずさみ、必要なスペルのタイミングで霊にラップ音を鳴らさせ、一つの文章ができあがった。内容は、

自分は5年前にこの家に宿泊していたチャールズ・ロイズという名の行商人で、この家の家主のジョン・ベルという男に殺された。500ドルを奪われて地下室に埋められた。殺されたのは火曜日の深夜12時で、肉切り包丁で喉を切られた。

と訴えた。翌日、地下室の発掘が行われたが、湧水が出て一時中断。水が引いた年の夏、石炭や木炭と共に少量の人骨と毛髪と歯が出土した。

このことはアメリカ全土に知れ渡り、フォックス一家は一躍有名人となった。姉妹の信者や支持する者は150万人を超え、巨万の富を得た。

しかしフォックス姉妹は全てを告白した。ラップ現象は足の関節を鳴らしていただけで、全てはウソだったと語った。各地でトリックを実演する暴露講演を行った。

暴露から1年後、今度は暴露を撤回する。嘘か真実か。大論争が巻き起こった。

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しかし、1904年。約50年後。幽霊屋敷となっていたフォックス家の地下で、少年達が人骨らしきものを見つける。報告を受け壁を掘ると、一体分の人骨と行商人用のブリキ製の箱が発見された。これがハイズビル事件の裏付けとなった。