「怖い話を再検証するコーナー 第三回(ライター)」

めちゃくちゃ忙しいですが、本日もいきましょう。

第三回 ライター

第一回目から大活躍のS主任一家。そしてお母さん。本日もお母さんの話です。
S主任が家でのんびりしていると、お母さんから電話がきました。
「ライター送ってちょうだい」
ライターくらい買いに行けよと思ったS主任ですが、セットで買って(何本かはわからないが、大量に)送ってあげました。
しばらく経って。
お母さんから電話で「ライター送って」
「この前送ったじゃん」と訳を聞くと、ライターがなくなると言うのです。
なんでも、
朝は仏壇に水とお茶をあげて蝋燭に火をつけます。手を合わせて火を消し、エプロンのポケットにライターをいれます。
次の日の朝も同じように行動しようとしても、ポケットのライターが消えている。
さすがに毎日なくなるのは困るので、ポケットにライターが入ったエプロンを台所の椅子にかけて、ちょいちょいポケットを確認しながら1日を過ごしました。
次の日の朝。ないんです。ポケットにないんです。それでS主任に電話をかけたのでした。訳を知ったS主任は「そういう霊的なのは兄貴でしょ」
S主任にはお兄さんがいるんですが、かなりの猛者。警備の仕事での霊体験はなかなかのものがあります。(それはまた今度)
お母さんはお兄さんに電話をしました。話を聞いたお兄さんは思い当たる節があり、「一番最近なくなったライター、青のだろ」と色を当てました。
なぜわかったのか。
お兄さんが仕事を終えて住んでるアパートの階段を上ると、必ずライターが落ちているそうです。オイルも満タン近く入ってるので、ラッキーと拾ったライターは引き出しに大量に貯まっていたのでした。
さすがにおかしいなぁ…と思った矢先のお母さんからの電話。あぁ…オカルトね…と納得したのでした。

検証

まず偶然説。
お兄さんがライターを階段で拾いまくって、お母さんとライターの色が合ったのは偶然の可能性が結構あります。色の種類なんて数色でしょうし。偶然当たることは全然あります。ただ、お兄さんの色当てが偶然でも

お母さんのライター消失は説明つかない説。
だって台所の椅子にかけてたエプロンを気にしながら過ごして、朝ないんですよ?まったく説明つかない。無理に「偶然」等の確立の低い説を信じるより、「オカルト」って説を出してしまえば全て収まりがつきます。

なんでも否定で入るオカルト野郎のあたくしでも、これは否定しない。
霊的な事件として扱っていいでしょう。