今週のお題「最近おもしろかった本」

今週のお題「最近おもしろかった本」

 

始めたばっかなのでこういうのにも乗ってみましょう。

最近おもしろかった本・・・。京極夏彦の「邪魅の雫」ですかね。

百鬼夜行シリーズの一番新しいヤツですね。(だよね?)

天上天下唯我独尊、奇人変人、世界の頂点に君臨する探偵、榎木津礼二郎の過去の女性関係が事件の根底にあるという、ファンからすればビックリなストーリー。

雫に魅入られて殺人が連続するという内容です。凶器が一致していて犯人はバラバラ。日本軍が秘密裏に作成していた毒が人の心を狂わすんですね。

 

まぁ京極夏彦の本といえば分厚いので有名ですね。これも文庫で1400ページくらいあります。いろいろな場所でいろいろなことが起き、最後の最後ですべてが繋がります。京極堂の憑き物落としで全てが完了するんですね。登場人物達の個々の過去や認識を京極堂がバラバラにし、全てを一から作り上げる。それを作り上げたときには心に憑いた妖怪(憑き物)が落ちるんです。

 

おもしろいですよ。